22日(土)FMはまなす「カフェ髭」に出演して、俳句談義してまいりました。
JR岩見沢駅の隣にあるコミュニティプラザ1階のガラス張りのスタジオに初めて足を踏み入れてドキドキ。
同じ石井義康さんがパーソナリティーを務める15時~の「はまなす音楽図鑑」にも同席しました。こちらはピアニストの石黒由佳さんがメインゲストでした。由佳さんは、ハンガリーのリスト音楽院を主席で卒業され、そこで講師も務められた若手ホープ。
何がびっくりしたって、可愛らしいお顔からは想像もつかないその指の長さと手の大きさ!1オクターブ超えて「ミ」の音までカバーできるそうです。ピアノを弾くために持って生まれてきた「御手」ですよね。
リストの楽曲やリストの人柄、ハンガリー暮らしのお話などを格調高く聴いたあとは、いよいよ「カフェ髭」にて気楽なおしゃべりタイム。
当日、レギュラーメンバー&飛び入りメンバー(石井さん同級生)に昨年第33回現代俳句新人賞を受賞した「微熱」30句のコピーをお配りし、その場で「私(俺)のこの1句」を選んで鑑賞してもらうという趣向でお送りしました。
作品はこちらで読めます。⇒現代俳句協会HP
気になる結果発表は・・・・
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夏シャツの乳房で伸ばす畳み皺 by 山口 泰子さん
網戸抜け荒地を抜けて転生す by 宍戸 和久さん
チューリップ出てくるはずの鉢覗く by石井さん同級生Mさん
その男推定無罪春の雷 by石井さん同級生Tさん
シリウスを心臓として生まれけり by 石井 義康さん
日記買う同じ袋に明日のパン by瀬戸優理子
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と見事にバラけました!
※番外編:16時に帰られた石黒 由佳さんからは、差し上げたミニ句集「恋のキセキ」より「さくらさくら想うだけでも満ち足りる」の一句選をいただきました。
俳句プロパーでない方の「俳句の読み方、捉え方」は、とても興味深く。初対面にもかかわらず、選ぶ句をどう語るかでその方の人生の一端やお人柄が浮かんで見えてくるのも面白いですね。
たった1句をめぐって脳内にかけめぐるストーリーが無限大に広がる俳句宇宙の懐の深さ。
いきなりその場の振りでの一句選に快く応じていただき、たいへん勉強になりました。ありがとうございます(*´∀`*)
次回は、プチ句会、あるいは異分野とのコラボなどの企画も胸に温めつつ、駅前「三船」で打ち上げのもつ鍋ともつ串に舌鼓を打ったのでした。
私を見つけて、ラジオ出演を持ちかけてくださった石井さんに感謝です。石井さんとの出会いはこちらで詳しく書いています⇒10月22日(土)FMはまなすに出演。俳句談義します♪
昨年の今日は、東京上野東天紅にて現代俳句新人賞の授賞式に参加していました。あれから1年、自句を発表したり、読んでいただく機会が増えて、本当にありがたく嬉しいです。
これからも自分らしい一句、自分の中からまだ生まれてきていない最高の一句を求めて、日々俳句を詠んでいきたいなあと思っています。
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2016.10.24 11:08 | マスコミ掲載・出演実績 |
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9月に放送されたHBC「ほっかいどう元気びと」に続いて、今年2度目のラジオ出演をします。今度はFMはまなす。
フェイスブック上で不思議な出会いを果たした「髭」さんこと石井義康さんがパーソナリティーを務める「カフェ髭」で、俳句についてざっくばらんなおしゃべりをする予定です。(まだ詳細は、これから打ち合わせ)
石井さんは、FB上で「髭の歳時記」というのを連載していらっしゃいます。ご本人は俳句を詠まず、「読む」ご専門。今年頭から連載を始められ、還暦を迎える12月末まで続ける予定とのこと。(連載延長求む!)
そこに私の俳句を取り上げてくださっていたのを発見してのご縁なのですね。以下、そのときの「髭の歳時記」を引用させていただきます。
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<6/29 髭の歳時記>
夏シャツの乳房で伸ばす畳み皺(瀬戸優理子)
俳句の世界では、戦後すぐの名句(5/6に紹介)
西東三鬼「おそるべき君等の乳房夏来る」以来、
<夏と乳房は円満関係>にあるわけで(^^)
私も、この関係には大賛成なのじゃ。
もちろん、この句は三鬼の句の本句とり(^^)でしょうね。
半世紀以上たって、<北海道の女性>ーそれも<ヒトヅマ>が、
堂々と胸をはって生きる喜びを詠む時代になるとは、
戦後を代表するモボでボヘミアンの三鬼先生でも、
さすがにビックリだろうねえ。愉快だ。
それにしても、シャツの畳み皺を伸ばすとは、
さぞやご立派な・・・などと想像するのは、下衆馬鹿オヤジ(^^)
さて。
僕は、今のところは、自分で俳句を詠む気はない。
この1年は、ひたすら鑑賞に徹してみようと思う。
でも、北海道の俳人で気になる人が、何人かいる。
たとえば、この句を詠んだ瀬戸優理子さん。
三鬼等が作った「現代俳句協会」の平成27年度「新人賞」を受賞したことで、
僕は知った。
女性・奥様であることを、厭味のない爽やかさと
「浪漫」を含ませて表現した句が、大層素敵で印象に残る。
空知在住ということだから、いつかお会いできる日もあるのではないか、
僕のラジオに出演してくれないかなー、などとも淡く思ったりするのだ。
夫いない夜揺れている冷奴 (瀬戸優理子)
もう一度生まれる前に桃となる
十六夜の光の櫛で髪を梳く
還暦まで184日。
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私の知らないところで、ラブコールを受けていたことにビックリ(@_@;)
その後、FBでの交流を経て、8月にお会いし、このたびの出演と相成ったわけです。
(初対面のときの写真。さっぽろテレビ塔にて)
さてさて、どんなお話が展開されるやら。スタジオにはレギュラーメンバーの美女才女もいらっしゃるとのことなので、どんな突っ込みを受けるかドキドキです。(今回は、HBCのときと違い生放送なので・・・)
放送は77.6Mhz FMはまなす 16時~「カフェ髭」1時間番組となります。視聴可能エリアは岩見沢市内だけですが、放送スタジオ生映像はU-ストリーム「FMはまなす」でご覧いただけるとのこと。
ちなみに、同じく石井さんがパーソナリティを務める「はまなす音楽図鑑」が15時~あり、そちらはハンガリーのリスト音楽院の講師をされていたピアニスト石黒由佳さんがいらっしゃるとのこと。こちらも楽しみです♪
⇒HBC「ほっかいどう元気びと」の放送内容は、こちらのページで音源を聞けます。聞き逃した方はどうぞ^^
⇒村井裕子アナウンサーが書いてくれた「インタビュー後記」も素敵です
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2016.10.14 17:14 | マスコミ掲載・出演実績 |
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俳句と漫画のコラボが実現!
先日、中現代俳句協会の青のフロント句会でご一緒した漫画家の田島ハルちゃん(俳人・五十嵐秀彦さんのお嬢さん)が私の俳句でイラストを描いてくれました。
「すごく絵が浮かびました」という選評をしてくれた彼女に、「じゃあ、描いてみて」と言ったら、本当に描いて送ってくれたのです。(感激!)プロの漫画家さんに、なんと大胆で図々しいお願い・・・(^_^;)
頭悪そうに茸が浮かぶ汁 優理子
脱力系やおバカ系俳句で笑いを誘いたい欲求がムクムクの秋。笑いは、俳句を魅力的にしている大いなる要素ですものね。
たとえば、最近ではこんな句も。
髪が爆発ゆうべ星が飛んだとか 優理子
笑えつつも、バカ笑いではなく「滑稽」「ユーモア」といった詩的成分がないといけないのが、こういう句の難しいところ。俳句ばかりでないのかもしれないけれど、泣かせるよりも、笑わせるほうが、何倍も難しいのかもしれません。
田島ハル氏がイラストを描いている、こちらの本もオススメ♪
⇒北海道の法則デラックス
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2016.10.11 11:14 | 句会&大会&日々の句 |
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